5/31えびすだいこくウルトラマラソン完走報告です。

3度目の100キロマラソン。今回はつのぴょん、キムキムも一緒なので心強い(^^)!
前日は松江のビジネスホテル泊。頭が冴えきって眠れず、結局15分位ウトウトしただけで起床予定時間の2時50分を迎えてしまった(;゚Д゚)!
体は休まっているはず、と自分に言い聞かせ、バスで美保関へと向かう。
3人で美保神社に願掛けし記念写真を撮るとだんだんテンションがあがってきた。
またウルトラマラソンに出場できた幸せに感謝しつつスタートの集団へ。
ウルトラ出走者は523人、30分後にリレーマラソンの人達240組がスタートする。
とにかく楽しむことと全行程を走りきる事を目標にゆっくりと走り出す。

境港の海岸線を5キロほど走ったところで最初の登り、このあと予想を上回るアップダウンに翻弄されることとなる!
峠を下ったところで今度は日本海側の海岸線沿いを68キロ地点辺りまでひたすら西へと進む。海や山の緑がとにかく綺麗!!近くを走っているつのぴょんやキムキムと言葉を交わしながらひたすら前進。
キロ6分半位で走っているイメージだったがあとから時計を見るとこの当たり5分半位で走っていたようだ。
そうこうしているうちに23キロ地点の最初の食べ物エイド到着(#^.^#)!
美味しそうなおにぎり、イカ焼き、スイカ、オレンジ、お味噌汁など盛りだくさんだ('∀`)!かなりの大きさのおにぎりだったが迷わずかぶりつく!
スイカもいかもオレンジも次々制覇して味噌汁に取りかかったところでしびれを切らしたつのぴょんから「りっちゃん、行くよ!」の声!「ごめん、先に行って!」と声をかけ、具のわかめや豆腐もしっかり完食して走り出す。後半、どんどん食べられなくなるので食べられるうちに食べておくのが私流だ(^.^)。
このあと海岸沿いの峠をいくつも超えて行くのだが、坂を登りきった峠に風が吹き抜けて本当に気持ちいい(#^.^#)!反面、下る時の衝撃で持病の足底腱膜炎の痛みが徐々に増してきた。ガンバレ足君!!
42キロエイド位まではつのぴょんとあまりペースが変わらず、練習のジョグみたいな感覚でおしゃべりしつつ走っていたが、その後の長い上り坂でどんどん離されついには見えなくなってしまった。彼女の走りは変わらず軽やかでそのまま最後まで行けそうだ!
そうこうしているうちにいつものことだが今度はお腹の調子が悪くなってきた(-_-;)!「トイレ、トイレ!」と唱えながら次のエイドまで進む。靴を脱がなくてもいいトイレは1つだけだったのでしばし並んで使わせていただく(10分使用)。ヒトココチ。
さらにアップダウンを繰り返しやっと鹿島55キロのレストステーション到着。荷物を受け取ってトイレに直行。持参のゼリーなどを食べ、ここで下痢止め投入する。
日焼け止めを塗り直し荷物を預けてさあ出発(15分使用)、というところでキムキムに再会(´▽`)!しばし、おしゃべりしながら並走する。
ここからも長いアップダウンが2箇所あり、なんとか走り続けたもののもはや歩いている人に抜かれそうなスピードだった。途中、リレーの人達に何人も抜かれるが、皆さん「頑張って!」「ファイト~!」と声をかけてくださる。嬉しい(#^.^#)!
68キロ辺りで日本海に別れを告げ、峠を越えて、今度は宍道湖沿いを西へ走り出雲大社を目指す。足の痛みも限界を迎え、満を持してロキソニン投入。
ここからは平坦な道が続いたが右手前方から容赦なく降り注ぐ日差しが厳しかった(-_-;)。それと、上り坂も無理して走り続けた影響かふくらはぎと股関節のあたりが、今にもつりそうにピクピク痙攣してきた。なんとかつらないように、あまり足を上げないようにしてそろそろ走った。
80キロ付近で宍道湖が見えなくなりいよいよ出雲大社に向かうが、ゴールまでの5キロ間隔のエイドがすごく長く感じた。体温上昇をできるだけ阻止するべく、女子を捨て大量のかぶり水をかけていただき、エイドだけけは足りず、自販機でも給水に努めた。
やっとたどり着いた95キロエイドで、給水のボランティアさんに「足がつりそうで」と雑談していたら、隣にいたリレー参加のお兄さんが急にポーチをゴソゴソしだし、「今からじゃ遅いかもしれないけど、気休めにはなるのでは?」とつり止め漢方薬をくださった(゚∀゚)!!ありがとう(=^0^=)感謝!!早速投入し、ゆっくり走り出す。
足のピクピク感も心なしかなくなってきた感じ。
この辺でようやく完走が現実的になってきた。
体はフラフラだが完走できる喜びをじわじわと感じながら進んでいくと出雲大社が見えてきた)^o^(!!
鳥居のところで左手にまわると沿道の人たちが温かい声援や拍手を送ってくれている。その間をゆっくりと走り、とうとうゴ~~~~ル!!
やった~、無事完走することができた!記録は10時間45分41秒。
先にゴールしたつのぴょんも迎えてくれ抱き合って喜んだ。
きつかったけど素晴らしかったえびだいウルトラ、全ての関わってくださった方に感謝!!
(R)


えびすだいこく100キロマラソンを完走した。
私にとって初めてのウルトラマラソン。楽しみであり、また不安であり、でも、Rちゃん、キムキムという二人のウルトラ経験ランナーが一緒ということで、心強かった。
この二人について行こう!!

この大会、えびす様を祀る美保神社と、だいこく様を祀る出雲大社を結んで島根半島を東から西へ駆け抜ける100キロだ。
まずはスタート地点となる美保神社で「無事に、笑顔で完走」を祈願し、5時半にスタート!!
先を走るキムキムの背中を追いながら、しばらくは3人で走る。
5キロ毎のエイドは必ず給水して、何かを食べる。元気なうちに食べておかないと、後半食べれなくなるからというアドバイスに従って、楽しく食べる。
スイカ、オレンジ、バナナ、おにぎり、パン、梅干し、焼きいか、みそ汁、そうめん・・
ついついゆっくり食べ過ぎて、おっといけない!!
アップダウンが多いが、前半は楽しく景色を楽しみながら、おしゃべりしながら走る。
50キロまではエイドを入れて10キロ1時間!!適当に行っていたが、きれいなラップ。
30キロからのチェリーロード(柳谷みたい)でキムキムと分かれ、45キロからの山越えでRちゃんと分かれ、後は寂しく一人旅。


55キロのエイドでは荷物受け取りができたので、持参した果物たっぷりのゼリーを食べ、トイレ休憩、ここで無理やり最後のおにぎりを食べる。後45キロも走るには必要だと思ったが、食べるのがしんどかった!!
この大休止後、最難関の林道の登り。この10キロでは走ったり、歩いたり。
このウルトラ、団体のリレー参加もあり、元気なリレーのたすきランナーに次々と抜かされる。でも、リレーのチームの人達にめっちゃ応援してもらえて嬉しかった。
65キロから10キロ、海を離れて宍道湖に向かう。

71キロエイド、赤シソジュースが美味しすぎる。後30キロかと思うと元気が出てくる。あとちょっとだと思う。これが不思議なウルトラ感覚なのか、あと30キロもあるのに~

75キロエイドでは宍道湖のしじみ汁をもらう。
食べていると、地元テレビに取材される。化粧もなくなり、ボロボロの姿を撮らないでよお~とも言えず、しぶしぶ答える。

ここからの25キロは国道沿いのフラットな道。いくらフラットでも、最高に厳しい過酷な道だった。
変わらない景色、まっすぐな道、暑い日差し・・コーラがありがたい!!
個人ランナーは殆どいなくて、たすきランナーばかり。

80キロで、このまま行けば11時間をきれるのではと気付く。
しかし、その先で体に異変が・・急に寒気を感じる。
これはやばいかも・・ここまで来てリタイアはできない。
しばらく歩きながら、水分を取って様子をみて、次のエイドで氷をもらって体を冷やす。
あと15キロ。とにかく歩かないで、ひたすら足を動かせば前に進む。11時間は切れる!!村上春樹の「走ることについて語るときに僕の語ること」を思い浮かべたりしながら、時には頭の中でキャンディーズの曲をメドレーで歌っていた。
(行きの車の中でかかっていて、3人で歌っていたのでこびりついたのだろう。)

たすきの仲間達が「すごいすごい!!頑張ってください」と励ましてくれる。
時にはゼッケンの番号を見て調べて、名前で呼んでくれる人もいた。
本当に嬉しい!!
1キロ1キロが長い。たすきの小学生にも、遅そうな女性にも追いつけない。
でも、キロ6分20秒位で前進していたみたいだった。(後からみたら)
これは私の一番気持ちいい得意とするスピード。常にこのスピードに落ち着くのかもしれない。これはゴールまで続いた。
90キロ、「9時間台だよ~頑張って~」でも、もう頑張れない。
トイレに駆け込み、オレンジを食べ、コーラを飲んで、最後のエイドを目指す。
95キロからは1キロ毎の表示。もうちょっと!もうちょっと!!
出雲大社が見え、その前を曲がり、お土産物屋を通り抜けてゴール。
手前でリレーグループの人達がゴールテープを切っていて、待った方がいいかなと思ったが待てなくて、テープを切らずにゴール!!
やった~完走~ばんざ~い!!
タイムは10時間36分!! 女子8位、総合81位だった。
私にしては上出来だった。
その後すぐ、Rちゃんもゴールし、二人で喜びあった。

5キロ毎のエイド、荷物の受け取り、コースの誘導等、すべてにかかわっていたボランティアの皆さん、応援してくださった地元の皆さん、ジョグノートで応援してくださった皆さん、島ランの皆さん、そして一緒に走ったRちゃん、キムキムに感謝です。
元気でこの年でこんな大冒険をできた私は幸せです。
できたら、一年に一度くらいやってみたい冒険かな!

(つのぴょん)